① 先進的窓リノベ2026事業(環境省)算定ロジック
窓リノベ交付額 = MIN( Σ [各窓のサイズ(特大/大/中/小) ✕ 性能区分単価], 100万円 )
1. 対象要件と補助上限額:
・世帯属性を問わず全世帯が対象(戸建・既存住宅)。
・1戸あたりの補助上限額は100万円(2025年の200万円から改定)。
・1申請あたりの合計補助額が50,000円未満の場合は申請不可。
2. 内窓設置におけるSグレード以上必須化:
・2026年制度では内窓のAグレード(Uw1.9以下)が補助対象外となり、Sグレード(Uw1.5以下)およびSSグレード(Uw1.1以下)のみが交付対象。
・新設された「特大サイズ(4.0㎡以上)」を含む4区分公式定額テーブルを適用。
典拠: 環境省 住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等(先進的窓リノベ2026事業要綱)
② みらいエコ住宅2026(国交省:リフォーム)要件化工事判定
みらいエコ交付額 = IF(要件化工事適合, MIN( 躯体断熱 + 住設 + 振替窓, 築時期別上限 ), 0円)
1. トリガールーム要件化工事(必須ゲート):
外気に面する開口部を持つ主要居室1室(リビング等)において、以下の工事を達成することが絶対前提条件:
・【義務基準相当】: 開口部断熱 + 躯体断熱(天井/床/外壁) + 特定設備(高効率給湯器/エアコン)
・【次世代省エネ相当】: 開口部断熱 + 躯体断熱
2. 建築時期 ✕ 到達基準別 上限額(全世帯対象):
・昭和〜平成3年以前新築: 義務基準 100万円 / 次世代 50万円
・平成4年〜平成28年新築: 義務基準 80万円 / 次世代 40万円
典拠: 国土交通省住宅局 みらいエコ住宅2026事業(リフォーム枠)交付要綱
③ 2大制度併用・重複排除 & 自動振替エンジン
最大想定補助金 = 窓リノベ想定額 + みらいエコ想定額(同一部位の二重申請排除)
1. 制度間併用と同一部位の重複排除:
国費を財源とする同一部位の二重補助受給は禁止されています。本ナビでは、補助単価の高い窓改修を優先的に「窓リノベ(別枠100万)」に割り当て、躯体断熱・設備を「みらいエコ(最大100万)」へ振り分けることで、施主の受給総額を最大化します。
2. Aグレード内窓の自動振替ロジック(方案B準拠):
窓リノベで対象外となる「内窓Aグレード(大42,000円/中22,000円/小17,000円)」やB/Cグレードが選択された場合、窓リノベから自動除外し、みらいエコ住宅の開口部断熱改修枠へ自動振替して受給漏れを防止します。
典拠: 国土交通省・経済産業省・環境省 住宅省エネ2026キャンペーン 3省連携共同要綱
④ 断熱性能改善(UA値) & 2軸回収年数シミュレーション
実質回収年数 = ( 想定改修工事費 - 補助金受給額 ) ÷ 年間光熱費削減見込み
1. 建築年代別ベースラインUA値と3シナリオ推計:
昭和旧耐震(1.80 W/㎡K)、昭和新耐震(1.40)、平成初期(1.00)、平成11年基準(0.80)をベースに、開口部(熱損失の約58%)および天井・床の断熱強化により、ZEH水準(UA値 0.48〜0.55 W/㎡K / 等級5〜6)への改善率を低・中・高の3レンジで推計。
2. 補助金あり/なし(自力回収)の2軸比較:
制度終了や公的予算上限による終了リスクを考慮し、「①補助金適用時回収年数」と「②補助金なし標準回収年数」を併記することで、工務店が施主に対して長期的な信頼を担保できる設計としています。
典拠: 国土交通省 建築物省エネ法WEBPRO基準 / 一般社団法人住宅性能評価・表示協会基準